顎関節症の整体理学療法

顎関節症と姿勢の関係

猫背で頭部を突き出した姿勢が長時間続くと体重の10%の重さがあると言われる頭を支えるために胸鎖乳突筋をはじめとする筋肉に負担がかかります。

この頭部が前に出た姿勢は体の各所に影響を及ぼし顎関節症の原因となります。

顎関節症と下顎への影響

頭部が前に出た姿勢は下顎が下に引っ張られる(落ちる)力が働きます。また左右対称に顎が下に引っ張られるわけではなく、首の角度の癖により左右非対称となります。

その姿勢が続くと下顎周囲の筋膜のねじれや筋肉の硬さが生じます。

顎関節症と上顎への影響

頭部が前に出た姿勢は下顎の歪みにとどまらず上顎そして頭蓋骨の歪みが生じます。

下顎は上顎からちょうどブランコのようにぶら下がっている骨なので頭蓋骨や上顎の歪みの影響を受けて2時的に歪んでいる場合があります。そのような方は上顎や頭蓋骨の歪みを整えてから下顎への背術をしていかなくてはなりません。

顎関節症と第1頚椎への影響

頭部が前に出た姿勢の起点となる場所は頭と首のちょうど境目。そこにある骨が第1頚椎です。

本来正しいと言われる姿勢ですと第1頚椎の上に頭部が乗っていることが望ましいのですが

顎関節症を患っている方はその位置関係が不安定となります。

そのため骨での剛力を筋肉で補おうとするため首と頭の境目の筋肉に硬さが生じたり左右差が生じています。

また第1頚椎は自律神経系への影響や首より下の背骨の歪みを背負おうじる原因ともなります。

顎関節症に伴って疲れやすさや重だるさがある方はこの第1頚椎周囲の施術も合わせて行います。

筋膜のねじれと痛みの出現及びトリガーポイント

筋膜の捩れが生じると血管系や神経系が絞った雑巾の中に挟み込まれた状態になり痛みの物質や老廃物、疲労物質が流されにくくなり痛みが生じます。

筋肉の硬さはその塊の中心にしこりができた状態となります。それがトリガーポイントと言われます。トリガーポイントは痛み刺激を感知するセンサーの役割があるためそのしこりに伴って関連した部位に放散痛のような症状が出現します。

その為顎関節症の方は頭痛や肩こりを合併している方も多くいらっしゃいます。

顎関節症の方に起こりやすいトリガーポイントとその放散痛は以下の図になります。